ブルーイング(金属黒染め)をやってみる

ブルーイングとは青染めのことで金属に化学反応で酸化皮膜をつけ青くする表面処理です。
(あんまり細かいことは化学屋じゃないので知らないですが。)
青といっても非常に濃い青なので見た感じはほとんど黒です。
通常は温度管理をするようですが下の商品なら常温でのブルーイングが可能です。

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鉄用ブルーイング液

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真鍮用ブルーイング液

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アルミ用ブルーイング液

というわけで使ってみました。

試験サンプルはアドラーズネストさんの戦車用機銃。
高いけどプラの機銃とはまったく違う質感、ディテール。

真鍮用のものを使います。

出してみた。青い液体です。
ちなみに毒物なので取り扱いには十分注意しましょう。

入れると徐々に化学反応で色がかわっていきます。

ある程度色が濃くなったら引き上げましょう。手を使わずピンセットで。
この液体は水洗いをしてやると反応が止まります。

洗って乾かしました。塗装では細かいモールドが埋まってしまいますがこれならば細かいモールドもそのままに黒く染めることが出来ます。


今度はフリウルの金属キャタピラを染めます。

ホワイトメタル製らしいがスズと鉛の合金・・・。いいや、鉄用に入れちゃおう(*ﾟ∀ﾟ)=3

ちょっとドキドキしながら入れるとおお染まってきた。
最後に液を戻して(*排水溝に捨ててはいけません！金属部品を酸化させてしまいます！)見るとこの通り(写真左)


水洗いしました。
茶色のフワフワした物体が表面に生成されますが歯ブラシ等で磨きおとします。

製作中の戦車に組み付けてみました。
錆が出ているのは洗浄が不十分だったためでしょうか。
でもリアルな感じになったのでよしとする(*ﾟ∀ﾟ)=3

特に最近は挽きものディテールアップパーツが充実してきましたので非常に有効な手段だと思います。
塗装をしてしまうとせっかくのメタルパーツがあまり際立たないことが多いですがこれならシャープさを保ったまま
にできます。
是非お試しあれ。